2026.08.16

有田柳窯でろくろ体験|有田焼の器を自分の手でつくる

有田焼の器を「見る」「選ぶ」だけでなく、自分の手でつくってみたい。

そんな方に立ち寄ってほしいのが、有田町赤絵町にある**有田柳窯(ありたやなぎがま)**です。

ここでは、ろくろを使った器づくりや絵付けを体験できます。

ろくろ体験では、作務衣に着替えて土に触れ、自分の手で少しずつ器の形をつくっていきます。

完成した有田焼を見るだけでは分からない、器ができるまでの工程に触れられるのが有田柳窯の特徴です。

この記事では、有田柳窯の作品やろくろ体験、絵付け体験、料金、アクセスなど、訪れる前に知っておきたい情報を紹介します。


有田柳窯とは?

有田柳窯は、有田町赤絵町にある窯元・陶芸体験工房です。

器づくりのほか、ろくろや絵付けなどの陶芸体験を行っています。

特徴は、完成した器を見るだけではなく、自分で土に触れ、器が形になっていく工程を体験できること

子どもから大人まで参加できるため、有田観光の途中で焼き物づくりに触れてみたい方にも立ち寄りやすい工房です。

牡丹紋や鳥獣戯画など幅広い作品を制作

引用元:有田柳窯

有田柳窯では、茶碗や皿などの器をはじめ、さまざまな作品を手がけています。

作品には「牡丹紋」「草花紋」「鳥獣戯画」などのシリーズがあり、おひな様や五月人形といった季節の飾りものも制作されています。

器だけに限らず、有田焼を使った幅広いものづくりを見ることができます。

季節によっては、ひな人形や風鈴、招き猫、干支などを題材にした創作体験も行われています。


有田焼のろくろ体験に挑戦

有田柳窯を訪れるなら注目したいのが、ろくろを使った器づくりです。

ろくろの上で回転する土に手を添え、中央にくぼみをつくりながら、少しずつ器の形を整えていきます。

最初はひとかたまりだった土が、自分の指の動きによって器へと変わっていく。

ショップに並ぶ完成品を見るだけでは分からない、器づくりの工程を自分の手で体験できます。

初めてでも教わりながらつくれる

「ろくろを使ったことがないけれど、ちゃんと器になる?」

初めてなら気になるところです。

有田柳窯では、作り方を教わりながら進めていくため、陶芸が初めてでも参加できます。

ろくろは、土に触れる位置や指先の力加減によって形が変わります。

思ったより広がったり、形が少し崩れたりすることもありますが、実際に自分で土に触れるからこそ分かる感覚です。

作務衣に着替えて体験

ろくろ体験では、子どもから大人まで体型に合わせた作務衣が用意されています。

作務衣に着替えたら、ろくろの前に座って器づくりを始めます。

作務衣姿でろくろを回しているところは写真にも残しやすく、完成した器とは別に、体験している時間そのものも旅の記録になります。

器の縁は鹿のなめし皮で仕上げる

ろくろで形をつくったあとには、鹿のなめし皮を使って器の口縁を整える工程があります。

口や手が触れる部分をなめらかに整え、実際に器として使うことまで考えて仕上げていきます。

ただ形をつくって終わるのではなく、使うための器に仕上げていく工程まで体験できるのもポイントです。


ろくろで作った器が完成するまで

ろくろで形ができても、その場ですぐに器として持ち帰れるわけではありません。

焼き物は、成形したあとにもいくつもの工程を経て完成します。

1.ろくろで器を成形

まずは電動ろくろを使って、土から器の形をつくります。

指の位置や力加減を調整しながら、少しずつ形を整えていきます。

2.乾燥させて高台を削る

ろくろ体験が終わった作品は工房に預けます。

成形した器を乾燥させたあと、器の底にある「高台(こうだい)」を削って形を整えます。

ここから先は工房で仕上げてもらいます。

3.素焼き・施釉・焼成

乾燥と高台削りを終えた器は、素焼きを行います。

その後、必要な工程を経て釉薬をかけ、本焼きを行うことで、ろくろでつくった土の器が実際に使える焼き物へと仕上がっていきます。

ろくろで形をつくるのは、器づくり全体の最初の工程。

自分の手を離れたあとにも、いくつもの工程を経て一つの有田焼が完成します。

4.完成した器を受け取る

焼成が終わったら、自分でつくった器の完成です。

体験当日とは色や質感も変わり、実際に食卓で使える器になります。

完成までの日数や受け取り方法、送料については、予約時に確認しておきましょう。


子どもと一緒に陶芸体験

有田柳窯では、大人だけでなく子どもも陶芸体験に参加できます。

子ども用の作務衣も用意され、小学生以下の体験料金も設定されています。

実際に土に触れ、ろくろを回して形をつくることで、完成した器を見るだけでは分からない焼き物づくりの一部を体験できます。

親子でそれぞれ器をつくって、完成したあとに自宅で使ってみるのもいいでしょう。

小さな子どもの参加については、予約時に年齢を伝えて確認しておくと安心です。


絵付け体験もできる

有田柳窯では、ろくろだけでなく絵付け体験もできます。

用意された器などに、自分で絵や模様を描いて作品を仕上げていきます。

「土から器の形をつくりたい」ならろくろ、「絵や模様を描きたい」なら絵付けと、やってみたい内容から選べます。

季節によって、ひな人形や風鈴、招き猫、干支などを題材にした作品づくりが行われることもあります。


有田柳窯の体験料金

ろくろ体験と絵付け体験の料金は次のとおりです。

体験大人小学生以下
ろくろ体験3,000円2,500円
絵付け体験3,000円2,500円

いずれも税込で、事前予約が必要です。

予約サイトなどを利用する場合は、料金やプラン内容が異なることがあります。申し込み前に内容を確認してください。


有田柳窯の基本情報

項目内容
名称有田柳窯(ありたやなぎがま)
住所佐賀県西松浦郡有田町赤絵町2-1-17
電話番号090-9737-5504
営業時間11:00〜16:00
定休日年中無休
体験ろくろ・絵付け
料金大人3,000円/小学生以下2,500円
予約要予約
駐車場あり

※営業時間・料金・体験内容は変更される場合があります。訪問前に最新情報をご確認ください。


有田柳窯で自分だけの器をつくってみよう

有田には、窯元を巡ったり、ショップで器を選んだりと、さまざまな有田焼の楽しみ方があります。

有田柳窯では、そこから一歩踏み込んで、自分の手で器をつくる工程を体験できます。

作務衣に着替えてろくろの前に座り、土に触れる。

自分の手を動かすと土の形が変わり、少しずつ器になっていきます。

成形したあとは工房でいくつもの工程を経て、一つの有田焼として完成します。

有田で器を見るだけでなく、実際のものづくりにも触れてみたい方は、旅の予定にろくろ体験を加えてみてはいかがでしょうか。

筆者:tomohiro yamahata

タグ

#ショップ #有田焼 #伝統 #体験
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